特注「内径ねじ切りバイト」

米国企業の難題を解決。旧規格の再現と剛性を両立しました。

「他社で断られた旧規格の工具も、田代精工なら何とかしてくれる」 そんな厚い信頼のもと、商社様を通じて舞い込んだ、ある米国エンドユーザー向けのプロジェクト事例をご紹介します。

■ 現存しない「旧規格」への対応

ご相談いただいたのは、アメリカ国内では旧規格のために製作不能となった内径ねじ切りバイト(メスねじ加工用)の製造でした。手元にあるのは限られた図面や情報のみ。
「田代に言えば解決できる」という期待に応えるべく、私たちは旧規格表から緻密な計算を行い、刃形から工具全体の設計・製作までを一貫して引き受けました。

■ 設計変更による「剛性」の確保

試作段階では、ねじを切る長さが非常に長いという難所がありました。工具の全長が長くなると、加工時の「ブレ」が課題となります。
そこで、シャンクを太く設計し直すことで剛性を高め、高精度な切れ味を実現。さらに、反転回転への対応など細部までヒアリングを重ね、最短1週間という短納期で納品いたしました。

■ 当たり前を支える、確かな品質

納品後、クライアントからは「使い勝手や切れ味に一切の問題なし」との声をいただいております。職人として「できて当たり前」と言われることこそ、妥協のない品質の証です。

田代精工では、図面やポンチ絵ひとつあれば、長年の経験と設計力で最適な工具をカタチにします。特殊規格や難加工でお困りの際は、ぜひご相談ください。